看護部ブログ

近江温泉病院看護部です


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第二回 NICD新人研修会の開催

 

去る 5月11日月曜日

NICDのメインの手技 

ナーシングバイオメカニクスの基礎からの講習会を開催しました。

 

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スライディングシートの使い方 に始まり 理論から基本の型をびっちり実施 口頭試問から技術チェックまで行いました。

理論と基本の型をマスターしたあとは、水平移動 側臥位 引き上げ の技術練習と技術チェック みなさん 真剣に取り組んでくれました。

ベッドの様々な方向から 下から見たり横から見たりと 人のしている動作見る眼差しは、きっと、患者の尊厳を守り最期まで諦めないケア その人らしくを 任せられるな!と感じました。

その後、安楽な体位VS抗重力 廃用症候群予防 寝たきりにさせないように、、少しの講義をして 

後半は ストレッチャーへの移動の仕方 スライディングシートを用い 全てにエビデンスがあり 横着しては無意味になります。

摩擦なく皮膚への抵抗なく・・しなやかに動ける方法、、、まず安全安楽ですね。

この手技なら介助者も介助される側も安心で安楽です。

車椅子への移動では 驚愕の声が漏れるほど、、、、重心を低くして 膝抱えする位置をマスタすればひょいと介助できます。

また立てない方や伸展や強直の著しい方へ2人でボードを用いてすることも紹介しました。

 

実践でどんどん使用して 患者さんへ 変化を起こせるように、、、願います。

   

基本の基本(*^_^*)

交差腕組、足首交差

身体を一つの剛体となしこれから行う体位変換に位置ベクトルや回転の重心や作用点など応用が進みます。

 

   

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 頭部保持の仕方

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頭部コントロールから

 

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手は縦方向に入れることで

(人差し指は頭頂部を差す)

脇が引き締まり力がぶれません

 

口頭試問 必死に目的や理論を覚えています。。。

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車椅子移動

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ストレッチャーへの移動

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二人介助でボードを用いての介助方法

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実技テスト

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テストはこんなに見られます。

緊張しますよね?

 

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交差腕組のポイントは

手は握手 肘を免荷する。

 

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背部片手支持へ

チェック者も背中の下をのぞいて出来ているか、確認します。

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盛りだくさんで 時間が足りないくらいで  それでも一生懸命学んで下さってありがとうございます。感謝申し上げます。一緒に実践できる日が楽しみです。

次回は来月  応用編です  お楽しみに。

                           By NICD推進委員会