いつもご覧頂きありがとうございます。
外来・中材の堀田です。
今日は、先日実施した新人研修Ⅰの内容をお届けしますね。
今年も看護部に看護職、介護職合わせて22名も新人さんを迎え、入職して3ケ月が経過しようとしています。
新しい環境、社会人としての生活が始まり、日々、覚えることや慣れなければいけないことだらけで疲れも出てくる時期だと思います。
病棟の指導者との関係が良好であれば乗り越えられることもできるでしょうし、一人暮らしでは食生活のバランスも悪くなりがちです。
そこで、病棟ごとで一人\500(ワンコイン)の予算で食事を作ろうという企画を地域のコミュニティーセンターの調理室をお借りして毎年この時期に開催しています。
もう5年ほど継続している企画になります。病棟ごとにメニューを考えて当日までに買い物を済ませて現地に集合。
オリエンテーションの後、時間までに食事を完成させるのです。
指導者との交流という目的がありますので、参加者は、新人の他に病棟師長・教育委員・プリセプター・メンターです。今年は総勢56名の参加で、調理室はごった返していました。
地域にこのような施設があると結構活用できますね。病院から少し離れた場所というのも職場とは違い、新人や指導者の素顔が見えたりします。
食事を共にするというのは、人間関係を作っていく上で一番手っとり早いツールかもしれません。
普段はなかなか話せないことも、美味しい食事が真ん中にあれば会話がはずむような気がします。(私はそこに美味しいお酒などあればもっと盛り上がれますが…)
自分達で考えたメニューを時間内に仕上げ、食べてもらうように盛り付けをし、食べる前には料理のプレゼンをする。メンバーは8人いますが時間内に仕上げるためには分担を考える必要があります。また、料理を美味しく食べて頂くには提供する時間も考えなければなりませんので、調理の過程で優先順位も考慮する必要があります。
あれ!?仕事を遂行していく上で必要なことが入っていると思いませんか?
普段の何気ないことも仕事をしていく上で役に立つこともあると知って欲しいですね。
病棟師長がメンバーにはいると采配してしまうことが多くなるので、今年は、調理には病棟の師長は加わりませんでした。
出来上がるのを待っているだけではありませんよ。
看護部長は、恒例通り56人分の味噌汁の仕上げをしました。
師長さんたちは、味噌汁の具材を切ったり、お米を研いだり、
炊きあがった2.5升のご飯を混ぜるのは唯一の男性師長の仕事だったり
一応活躍しています。
出来上がったお料理はこちらです。
各病棟のお料理を紹介します。
4病棟
もやしのナムル
トマトときゅうりのサラダ
おからドーナツ
(一人\500の予算で、グラム\700の近江牛を買ってくる大胆さ…)
5病棟
メニュー:ロコモコ風ワンプレート
ふわふわパンケーキ お好みの具をのせて
(料理に自信がないので、当日までにメンバーが集まり2回の練習をしたそう。
ふわふわパンケーキのふわふわは企業秘密らしい…)
6病棟
メニュー:鶏飯(けいはん)
鶏のから揚げ
フルーツ(パイナップル)
(今年の新人は鹿児島と大分出身なので、鶏飯は鹿児島の名物で、唐揚げは大分が
有名です。)
「けいはん」と聞いて「電車のことか(京阪)」と聞いた関西人の私…
新人さんに失笑をくらいました(笑)
7病棟
メニュー:お好み焼き・目玉焼きのせ
ポテト&キュウカンベリー(ポテトサラダのこと)
あんこ・オン・ザ・アイス
(今年の新人さんは関西出身じゃないので、関西風のお好み焼きが初めてだそう)
先輩の指示で、新人さんはすべて片言の英語で発表したのに会場はシーン(笑)
後に病棟でもめないことを祈ります。
8病棟
メニュー:ポークジンジャー
茄子の煮びたし
ほうれん草と人参のナムル
フルーツ(キュウイ・さくらんぼ)
ここは教育委員が唯一の男性で一生懸命、茄子を調理していました。煮びたしとか
豚の生姜焼きは一人でも簡単に作れそうですね。生姜を本格的におろしてましたよ。
9病棟
メニュー:ドライカレー
ピザ
とりの肉団子
サラダ
フルーツのヨーグルトあえ
パウンドケーキ
主任が(主婦歴もベテラン)メンバーにいたので最強かも…一人暮らしでも簡単に
作れるということを考えて、ピザは餃子の皮を使用したり、パウンドケーキはホット
ケーキミックスを使用したりアイデアが満載でした。
食事のあとは、交流会として病院をもっと知ってもらうために用意したクイズ大会
など盛りだくさんな一日でした。
企画運営を担当した教育委員会のみなさまお疲れさまでした。
次回は、秋の新人研修Ⅱを楽しみにしています。
56名のスタッフが研修に出るにあたり、各病棟の業務を担ってくれた職員の皆様にも
感謝です。