はい、年度末迫ってきていますねー。
みなさん、年度末に向けてそろそろ忙しくされていることではないでしょうか?
当院では、今年度の新人(あと2ヶ月もしたら次年度の新人が入職してきますが…)
に向けての、今年度の締めくくりとして研修会を開催しました。
新人、新人って、いったいいつまでが新人なのでしょうか?
確かに、今年度の新入職者ですので、あくまでも今年度は新人となりますよね~。
考えてみると、先輩職員と同じように、勤務できるようになってきています。
それに…患者さんからしてみれば、新人だろうが、ベテランだろうが、関係ないですからね~。
でも…そこはやっぱり初心者なんですかね~、時々…先輩に注意を受けていたり、
患者さんから質問されて、戸惑ってしまったり…まだまだ初心者なんですね…。
上記のように…日々、さまざまな思いの中、過ごしていたり、この時期になって、
未だに十分理解できていない等、こんなこと聞いたら、怒られるんじゃないだろうか?…
等々、まだまだ、不安を抱えているようです。
そこで…本日は、このような問題?(問題ではないですけどね…)
不安を同期で共有し、先輩からアドバイスをもらい、今後に活かせるようにと研修会を企画しました。
今回の研修会は…
テーマ「今年1年間を振り返り、自己の強み・弱みを同期と共感し、今後に繋げよう」
- 今、不安に感じていること、今さら聞けないこと、ちょっとした疑問
- 先輩からのアドバイス
- 報告について
- 医療安全カルタ
まずは、アイスブレイクとウォーミングアップを兼ねてカルタを行いました。
とは言っても、私たちは医療職です。しかも、いい大人!!
ただ遊びで行うんだったら、自宅で友達や家族と行えばいいですからね~。
ということで…良いものがあるんですよ!!
その名も「医療安全カルタ!!」
身体も動かせて、なおかつ医療安全にも繋がるという代物です。
そして、報告についての話を行いました~。
みなさん「SBAR」ってご存知ですか?うーん確かアメリカ辺りで始まったはず…。
Situation →「状況」
Background →「背景」
Assessment →「評価」
Recommendation&Request →「提案」と「依頼」
上記について、日頃の復習の意味も込めて講義を行いました。
わかりやすく相手に何かを伝える。大切ですよね!!
でも…例えば、急変に遭遇した場合、頭の中が「真っ白!!」こんなこと、ありますよね…。
これを、学んだら絶対に大丈夫ということはありませんが…
この5つを抑えておくだけでも…心の持ち方が変わってくるのではないでしょうか…。
まず…患者さんの状況として
①患者さんに何が起こっているのか?…報告の前、報告のための、準備ということですね。
「例えば…基礎疾患●●な人が血圧が低下してきた」
そして…
②患者さんの問題(今起こっていること!!)の臨床的な背景にはどの様なもの(こと)が潜んでいるのか。
「例えば…慢性閉塞性肺疾患の人で酸素●リットル投与中の人が呼吸状態が悪化している」
3つめに…
③その問題(今起こっていること)に対して、自分はどう思うのか(考えるのか)ということ。
「●時までは歩行していた人が、意識レベル低下しておりTIAではないかと思うのですが」
最後に…
④問題に対して自分の提案は?とか、それに対してどうして欲しいのか?
「多床室であり、ナースステーションからも遠く、酸素状態も安定しないため、
個室に転室し、酸素投与できる準備しておきます。
その他の指示があれば下さい!!採血とか指示ありますか?」
とか言えればバッチリですが…なかなか自信がないのが新人!!
そんな時は「判断に迷うので一度診察をお願いします!!」これでもOK!!
続いて…実際の不安を語り合う!!下記のような感じで実施していました。
まずは、個人ワーク!!
各自の悩み等を、好きなだけ付箋に書き出していきました。
続いて、グループワーク!!
それぞれの悩みを、島に分けています。
グループワークのあとは…
それぞれのグループでのまとめを、発表していきました!!
発表のあとは…
それぞれのグループに先輩たちが加わって、アドバイスをもらう等、交流しました!!
もうじき今年度も終了となります。
おさらいの意味も込めて、本日の研修会を行いましたが…。
これらを活かしてがんばってくださいね!!
もう2カ月後には新人が来ますからね。